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戦略調達/ストラテジックソーシングベンチマーク調査を実施

2011年06月07日/調査・統計

戦略調達は、2011年(第2回)ストラテジックソーシングベンチマーク調査を実施すると発表した。

昨年実施した第1回調査では、東証1部上場企業も含めた様々な規模や業種の企業26社、28名が参加した。

この調査は、調達業務のあるべき姿と日本の現状、各社の状況を明らかにする目的で同社が開発したストラテジックソーシングスコアカードを利用して実施するもの。

昨年の調査では、日本の調達・購買部門は、コストセンターと認識されパフォーマンス管理が不十分、人員の手当て不足、IT・ツールの導入不足が課題であることが明らかになった。

この調査は、ストラテジックソーシングスコアカードを用いて、統一された評価項目、評価軸を基に、幅広い企業の調達機能の現状についての情報を集めることにより、日本の調達業務の現状を把握すると共に、参加企業に日本全体や業種の中での自社での調達機能の強弱の判断に資する情報を提供するもの。

これまで、調達機能のあるべき姿や、日本や業種別の調達機能の現状について具体的にまとめたものは、この調査を除きほとんどなかった。そのため、経営者や調達・購買部門の担当者でさえ、実際には、原材料、部品、資材、物流、外注加工などの購買コストや経費が適正なのか、調達・購買のやり方が正しいのかといった素朴な疑問に対して暗中模索というのが現状だ。

ストラテジックソーシングスコアカードは、様々な規模・業種・状況の顧客の調達・購買業務の診断、取組みの支援により培ってきた同社のノウハウを基に開発され、当スコアカードでは、調達機能のあるべき姿を、全社的な調達戦略と調達機能の確保、材別の調達戦略の立案能力と実行力、調達の成果を上げるための手法、 IT・ツールの活用の4つの観点から、23の項目にまとめ、それぞれにつき評価する。各評価項目は5段階評価となっており、それぞれの項目の各段階の状況がまとめられている。

調査に参加するだけで、参加者は、調達業務に必要な各項目のあるべき姿や、あるべき姿の段階的構築方法を把握できる。たとえば、IT・ツールの活用に関する評価項目では、支出分析・管理ツールや、電子入札・リバースオークション、 ワークフロー・カタログ購買などにつき、それぞれの導入状況、活用度合い、それらがもたらしている成果など
から評価する。

日本の調達業務の礎づくりという観点から、昨年同様、今回の調査も無料にて実施する。調査に協力した人には漏れなく、前回の調査・分析結果をまとめた「2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調査報告書」ならびに今回更新版が贈られる。

同調査は、第三者から見た客観的な調達部門に対する評価を伺う形で設計されており、調達業務の直接の担当者でない調達部門企画担当者、部門管理者、経営者・経営企画担当者、要求元の方であっても、参加できる。

また、当調査を、経営者、部門長、担当者間での意識レベルの違いを明らかにする部門360度評価に使いたい時には、相談により、別途集計・分析などを行う形で対応する。

なお、提出した内容は、調査の集計・分析に活用されるのみで、個別に外部に公表することは決してない。もし要望があれば、守秘義務契約を締結するとしている。

■調査手順
http://www.dreamnews.jp/?action_press=1&pid=0000033463&m=mmedia&u=6a7a984b3d

■2010年の調査結果概要
http://www.samuraisourcing.com/news/100708.html

問い合わせ
info@samuraisourcing.com

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