ヤマト運輸と日本電気(以下:NEC)は7月28日、第12回物流環境大賞で、安全・エコナビゲーションシステム「See-T Navi」の開発・導入により物流環境負荷軽減技術開発賞を受賞したと発表した。
<授賞式>
安全・エコナビゲーションシステム「See-T Navi」とはヤマト運輸がNEC をパートナーに開発した、安全で環境に優しい運転を支援する独自の車載システム。
あらかじめセールスドライバー(SD)自身が登録したエリア情報に基づき危険箇所に差し掛かると音声で注意喚起をしたり、運転操作の「データ化=見える化」を実現。SD がよりやさしい運転を実施できるよう支援を行い、危険運転の防止やCO2 の排出削減を可能とした。
また、出力された運転データをもとに、SD が自身の運転について振り返ることができるだけでなく、管理面においても効果的かつ具体的な個人指導を容易にしている。
<See-T Naviイメージ>
「See-T Navi」は、デジタルタコグラフに加え、タッチパネル部・ドライブレコーダー・GPS を融合、社内基幹システムと連携しセーフティでエコな運転を実現可能にした。
燃費向上の成果も出ており、現在全集配車3万2000台への配備を進めている。今後はヤマト運輸の基幹システムである「NEKO システム」との連携も視野に機能改良・拡張を続けるとしている。