日本貨物鉄道は8月11日、7月分の輸送動向を発表し、コンテナが162万4000トン(前年同期比7.8%減)、車扱は74万7000トン(0.2%増)となった。
台風6号の大雨による影響等で、月全体では高速貨393本が運休した。
コンテナ貨物は、自動車部品、家電・情報機器が前年を上回ったものの、震災の影響を強く受けた紙・パルプ、化学工業品などが前年を下回った。
自動車部品はメーカーの生産回復に伴い増送となった。また、家電・情報機器は節電意識の高まりにより、省エネ家電が好調で、アナログ放送の終了に伴う買い替え需要がピークを迎えた。
車扱貨物は、石油が前年を下回ったものの、セメント・石灰石が前年を上回った。セメント・石灰石は地域内の工事の増加に伴い増送となった。