日本郵船が10月31日に発表した2012年3月期第2四半期決算によると、売上高9111億8400万円(前年同期比9.8%減)、営業損失96億6200万円、経常損失151億1700万円、当期損失120億6300万円となった。
東日本大震災で影響を受けた荷動きは完成車輸送を中心として夏場から急回復し、年初来低迷していたドライバルカーの市況も9月には全体的に回復した。
しかし、コンテナの荷動きは昨年を上回ったものの、大型コンテナ船の竣工による供給過剰感から、運賃水準は概ね軟化し、また、タンカー市況は船腹需給関係が回復せず依然低迷状態を続けており、ドライバルカーの市況回復も期中の業績への反映には至らず、海運業各部門は予想以上の損失となった。
一方、ターミナル関連事業、航空運送事業、物流事業、不動産業などの非海運部門では利益を確保した。
通期は、売上高1兆8200億円(5.7%減)、営業利益105億円(-)、経常損失225億円(-)、当期損失180億円(-)の見通し。
NXHD/5月の国際海上輸送取扱実績、グローバル合計30.1%増