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レナウン/物流子会社からの債務免除で合意、特別損失143億円

2012年01月30日/SCM・経営

レナウンは1月30日、連結子会社であるREDUロジスティクスからの長期借入金の全部に対する債務免除についてREDUロジスティクスと合意したと発表した。

債務免除となるのは、REDUロジスティクスとの間で締結している金銭消費貸借契約による長期借入
金170億5500万円。

レナウンは2012年2月期個別決算で、170億5500万円の債務免除益、関係会社株式評価損125億円、関係会社貸倒引当金繰入額として概算額18億円が発生し、特別利益として171億円、特別損失として143億円を計上する見込みという。

レナウンの前身である旧レナウンは、2004年2月1日付で会社分割により、レナウンロジスティクス(現REDUロジスティクス)を新規設立し、その際に物流事業の拠点となる習志野インテリジェントジャンクションの土地、建物を分割承継した。

REDUロジスティクスは、2006年1月24日付で所有する習志野インテリジェントジャンクションの土地・建物を信託受益権売買契約にて売却し、旧レナウンがREDUロジスティクスより当該売却代金を借入することで、旧レナウンの銀行借入金の返済に充当した。

2011年3月1日付でOPALに物流事業の譲渡を実施し、レナウンはREDUロジスティクスが2012年2月期末をもって、物流会社としての役割を終えるのを機に、2006年3月1日付の旧レナウンとの合併でレナウンが承継したREDUロジスティクスからの長期借入金に対する債務免除とREDUロジスティクスにおける当該債権放棄を行うこととし、連結子会社との債権債務を整理することにした。

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