日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は6月8日、2020年ロジスティクス総合調査の成果として、2020年に向けての将来ビジョン「ロジスティクスコンセプト2020」として取りまとめ、発表した。
ロジスティクスコンセプト2020の概要は、サブタイトルの「物流管理の延長からの展開/グローバル・サプライチェーン、環境、社会、安全を支えるロジスティクスへ」に端的に表現している。
「物流管理の延長から転換」というキーワードで、本来のロジスティクスの姿である生産・物流・販売等の統合管理の実現や、企業間連携の測深の必要性を訴えるとともに、グローバルサプライチェーン、環境、社会、安全など、これからのロジスティクスの主要な取り組み領域を示している。
コンセプトでは、5つのロジスティクスのあるべき姿とそれを実現するための7つの項目を挙げて説明。
ロジスティクスのあるべき姿は、ロジスティクスの統合管理へに始まり、企業や国家の壁を越える、暮らしに安心と信頼を提供する、環境を将来世代に引き継ぐ、人材の価値を高めるの項目を挙げている。
実現するためにでは、大量生産・大量消費社会の終焉、新興国の産業競争力の高まり、日本の主力産業たる製造業の環境変化、環境に与える負の側面の顕在化、知識・コンテンツや情報通信による産業変革、グローバル・ボーダレス化、現実味を帯びる資源の有限性など7項目にまとめている。
詳細は下記のURLを参照。
http://www.logistics.or.jp/propulsion/index.html
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