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倉庫管理システム市場/Eコマースの普及で、機能追加の要望増加

2012年07月24日/未分類

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ARCは7月24日、倉庫管理システム(WMS)市場について世界市場動向調査を発表し、2011年の世界市場は年率10%以上で伸びたとしている。

「新興経済国と先進諸国のいずれにおいても幅広く伸びており、長期間にわたるユーザの導入と技術動向がWMS市場の成長を支えるだろう」と予測している。

<WMSの世界市場伸び率>
20120724arcwms - 倉庫管理システム市場/Eコマースの普及で、機能追加の要望増加

新興経済国と機能追加と多くのエンドユーザ企業が今後の成長を引っ張ってゆくとみている。

人員管理システムや倉庫分析機能などのようなWMSの追加機能の売上げが目を見張るような速さで増加してきている。

多くのWMSサプライヤは、幅広いWMSの追加機能を提供しており、その他のサプライヤの多くは、現在のWMSソリューション群の適用範囲を広めるため拡張機能を開発中という。

追加機能ソリューションを提供するサプライヤの数の増加は、既存顧客に追加販売することができる機会を生み出すとともに、顧客側にとっては導入済みのサプライヤから追加機能を購入するという選択肢があることになる。

製品の品揃えに機能拡張オプションを追加するサプライヤの数が増え、利用者がこれらのソリューションを利用してゆくので、拡張機能は平均以上の売り上げの伸びを示すと予測している。

一方で、e-コマースやマルチチャンネル・リテーリングの普及に伴い、e-コマースのフルフィルメントの高度な作業上の要求を満たすための、ピースピッキング、パッキング、ラベリングやその他の作業プロセスの変化を支援する要求や機能追加要望が、WMSソリューションに対して強まってきている。

WMSサプライヤにとって小売りや直販製造業者に配送効率の良い新機能を販売するというチャンスを提供している。

マルチチャンネル・リテーラは、コスト削減を行い、整合性のある消費者の姿を把握するために従来型のブリックアンドモルタルとe-コマース配送チャネルとを統合しようとしている。

複数の統合化されたチャネルをサポートしたいという要望は、マルチチャンネル・フルフィルメントの複雑なビジネスプロセスをサポートすることができるWMS機能追加や機能拡張への需要を生み出している。

新興経済市場はWMSの浸透率がまだ低いものの経済成長率は高いので、平均以上のWMS売上がある。これらの地域における企業は、既存のコスト競争力を維持改善して経営効率を高めるために、今後もWMSを採用してゆくとしている。

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