SBSホールディングスは8月10日、アジアで成長する企業グループをめざし、5月にシンガポールにアジア地域統括会社を設立、6月よりASEAN地域の拠点整備に着手し、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムで7月末までに取り組んだ状況を発表した。
SBSグループは、インドの国際物流企業Atlas Logistics Pvt. Ltd.(以下:Atlas)を昨年10月に取得したのを機にアジア展開の準備を進め、SBSグループの国際事業拠点整備とAtlasの各国現地法人の再編プロジェクトを5月から開始した。
100%子会社としてアジア地域を統括するSBS LogisticsRHQ(以下、SLRHQ)をシンガポールに5月に設立し、各国の事業会社を統括できる体制を整えた。6月からはAtlas の現地法人を再編しながらASEAN地域の事業拠点整備に着手した。
SLRHQからAtlasのシンガポール現地法人Atlas LogisticsFar Eastに出資し、社名をSBSAtlas Logistics Holdings(以下:SALHD)に変更。同社はシンガポールにおける物流事業を担当するほか、ASEAN 各国の事業を統括する役割も担う。
SLRHQ からSALHD を経由しAtlas のタイ現地法人Atlas Express Logistics に出資し、社名をSBS Atlas Logistics (Thailand)に変更。7月より日本の電機メーカーのタイ工場向け部品・完成品のタイ国内での保管・輸送および国際輸送業務を開始している。
SALHD 傘下のベトナム現地法人Atlas Logistics Vietnamとマレーシア現地法人Atlas Air & Sea Consolidatorsについては、9月までにそれぞれSBS Atlas Logistics(Vietnam)、SBS Atlas Logistics (Malaysia)に社名変更する予定。
なお、日本国内でも6月20日にAtlasの日本における現地法人Atlas Japanの株式の50%をSBSグループのエイシーシステムコーポレイションが取得し、関係会社としている。
SBSHD/日本精工の物流子会社NSKロジスティクスがグループ企業に