伏木海陸運送が8月13日に発表した2012年6月期決算は、売上高104億200万円(前年同期比1.3%減)、営業利益2億5600万円(53.6%減)、経常利益2億5600万円(48.3%減)、当期利益1億9000万円(6.8%減)となった。
2011年7月に港湾運送事業の丸共組を子会社に加え、港運事業の拡充を図ったが、主力の港運貨物は、原木・製材などの輸入貨物や、円高の影響による輸出コンテナ貨物が予想以上に減少し、厳しい状況となった。
港運事業の売上は、荷動きの減少により53億1500万円(5.9%減)、セグメント利益は2億3700万円(55.9%減)。
陸運事業の売上は、輸出貨物などの減少により、35億9400万円(1.7%減)、セグメント利益はコスト削減により2400万円(55.3%増)となった。
次期の見通しは、物流の合理化を求める荷主ニーズに対応する体制を整えて、取扱い貨物を確保するなど、港の活性化と差別化を図っていく。
売上高108億円(3.8%増)、営業利益3億7000万円(44.0%増)、経常利益3億円(17.1%増)、当期利益2億円(5.2%増)を見込んでいる。
伏木海陸運送 決算/6月期の売上高1.0%減、営業利益44.4%減