横浜市港湾局は9月6日、横浜港統計速報2012年上半期(1~6月)分を発表した。
上半期の外内貿取扱貨物は、6230万トン(5.5%増)となり、2年ぶりに前年を上回った。
外貿貨物は 3997万トン(2.0%増)、内貿貨物は 2232万トン(12.4%増)と、ともに増加し、特に内貿貨物は、移出が910万トン(12.6%増)、移入が1322万トン(12.2%増)と2桁の伸びとなり、震災前の2010年の水準を上回っている。外内ともに完成自動車の取扱いが前年と比べ大幅増となり、震災からの持ち直しの原動力となっている。
コンテナ取扱個数は外内貿合計で153万個(0.4%増)と前年をやや上回った。外貿は前年を下回ったが、内貿は前年比26.0%増となっている。
輸出(0.9%減)は前年並みの水準となり、中国(7.0%減)、韓国(8.4%減)、アメリカ合衆国(14.0%減)など上位国が減少する中、東南アジア諸国が伸び、タイ(7.2%増)が初めて第2位となった。
輸入は前年同期比で 3.2%減となり、中国(4.0%減)やアメリカ合衆国(8.1%減)など上位国の取扱いが減少したが、インドネシア(14.1%増)など東南アジア諸国の取扱いが伸びている。
横浜市港湾局/温室効果ガス排出量の削減を目指すコンソーシアムに参加