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JR貨物/2012年上半期のコンテナ輸送8.6%増

2012年10月18日/調査・統計

日本貨物鉄道が10月17日に発表した2012年上半期の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は1001万8000トン(前年比8.6%増)、車扱は398万3000トン(5.8%減)となった。

上半期は、大型の台風4号、17号の上陸に伴う輸送障害が発生したほか、各地の大雨の影響を強く受け、上半期全体では高速貨798本、専貨24本が運休した(前年同期間は高速貨3684本、専貨197本が運休。内、東日本大震災に伴う運休は高速貨2337本、専貨128本)。

荷動きについては、前年、東日本大震災の発生に伴い線路が寸断され、更に製造業各社の操業停止やサプライチェーンの寸断による生産の減少があったことから、本年は製造業の復旧に伴う生産回復により、上半期全体では前年を上回った。

コンテナ貨物は、紙・パルプ、自動車部品などすべての品目が前年を上回った。紙・パルプは震災により前年東北地区製紙メーカーが被災し生産不能となったため、本年は大きく増送となった。また、自動車部品は前年の震災による出荷減の反動により増送となった。

車扱貨物は、セメント・石灰石が前年の台風12号による線路の不通により反動で上回ったものの、石油が一部区間での輸送終了及び需要の減少により前年を下回った。

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