経済産業省が11月30日に発表した10月分の石油統計速報によると、10月の原油輸入量は1617万kl、前年同月比3.6%減と2か月連続して前年を下回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(511万kl、前年同月比1.0%増)、アラブ首長国連邦(357万kl、1.6%減)、カタール(152万kl、12.9%減)、クウェート(130万kl、25.3%増)、ロシア(100万kl、11.4%増)、となっている。
今月の中東依存度は81.1%、前年同月に比べ3.2ポイント減と2か月連続して前年を下回った。
燃料油の在庫は1278万kl、前年同月比4.1%増と3か月ぶりに前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油およびB・C重油は前年同月を上回ったが、灯油、およびA重油は前年同月を下回った。