日本貨物鉄道が1月16日に発表した12月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は180万9000トン(前年同月比1.0%増)、車扱は110万1000トン(0.8%減)となった。
コンテナ貨物は、化学薬品、自動車部品等が前年を下回ったものの、紙・パルプ、エコ関連物資等が前年を上回り、全体では前年比101.0%となった。
化学薬品は一部顧客の輸送中止等により大きく減送となった。また、自動車部品は国内需要の減少により減送となった。一方、紙・パルプは震災により被災した生産拠点の復旧、また、エコ関連物資は災害廃棄物の広域処理の進展によりそれぞれ増送となった。
車扱貨物は、気温の低下に伴う石油の増送があったものの、その他品目となる紙・パルプの輸送のコンテナ化の影響により、前年比減となった。