日本航空が2月4日に発表した2013年3月期第3四半期決算によると、国際線貨物の売上高は381億円(前年同期比6.0%減)、国内線貨物は193億円(1.0%増)となった。
羽田空港の地理的優位性を活かし生鮮品やエクスプレス貨物を積極的に誘致した他、国際線と国内線の接続サービスを拡充し地方発着需要を喚起した。
2012年12月に就航したサンディエゴ線では往路では中国・アジア発の旺盛な需要を、復路では海産物などの生鮮品を取り込み収益は順調に推移している。
輸送実績は、有償貨物トン・キロベースで前年同期比5.6%の増加となったが、国際貨物売上高は6.0%減少となった。
国内線貨物は、下期以降需要が軟調に推移する中、顧客との関係強化によって収入維持に努め、貨物需要が増加する12月には羽田=沖縄線貨物臨時便を9便運航し顧客ニーズに応えた。
輸送実績は、有償貨物トン・キロベースで前年同期比1.7%の増加となり、国内貨物売上高は前年同期比1.0%増となった。