三菱重工業は3月18日、伯方造船(愛媛県今治市)と1000個積みコンテナ船の共同開発で提携、その第一弾として18日、韓国の高麗海運向け定期用船用に2隻を受注したと発表した。
燃費に優れた高性能・高品質・低コストの新型船づくりが協業の狙いで、両社はフィーダーコンテナ船の国際市場で優位な体制を築き、事業拡大をはかっていく。
コンテナ船は、三菱重工が新船型の開発と概念設計を担当し、伯方造船が基本設計、詳細設計と建造を行い、2014年10月以降に順次就航する予定。
受注は、三井物産の協力の下、伯方造船との技術提携の成果として実現したもので、標準的な1000個積みコンテナ船に比べて優れた積載能力と燃費性能が用船者となるKMTCに評価されたもの。
今後、三菱重工の技術開発力と、伯方造船がフィーダーコンテナ船で持つ高い建造技術や豊富な運航経験などを組み合わせることにより、国内外で高性能コンテナ船に対する需要を積極的に掘り起こしていくとしている。
三菱重工/車両搬送ロボット等で完成車自動搬送向け事業展開加速