三菱重工/次世代型LNG運搬船で商船三井と契約

2013年05月16日 

三菱重工業は5月16日、商船三井と、次世代型LNG(液化天然ガス)運搬船を建造する契約を5月17日に締結すると発表した。

<次世代型LNG運搬船「さやえんどう」>

次世代型LNG(液化天然ガス)運搬船は、船体とタンクカバーの一体構造化などにより燃費やメンテナンス性を大幅に改善した、独自の「さやえんどう」船型を採用。

完成・引き渡し後は2020年より、大阪ガスおよび九州電力がオーストラリアのイクシス(Ichthys)LNGプロジェクトから調達するLNGの輸送に就く予定。

このLNG船は、長さ288.0m、幅48.94m、満水喫水11.5m、総トン数13万8000トン(載貨重量トン数7万5000トン)で、航海速力は19.5ノット。タンク総容積15万5000立法メートル(LNG積載可能量は15万3000立法メートル)で、長崎造船所で建造する。

さやえんどう船型は、球形タンク4基を船体と一体構造の連続タンクカバーで覆うことにより、船全体の強度を確保しながら軽量化を実現し、さらに航行中の空気抵抗を大幅に軽減する。また、主機関には蒸気を再度加熱利用することで熱エネルギー効率を高めたMHI Ultra Steam Turbine Plant(UST:再熱舶用推進蒸気タービン)を採用。燃費は従来船と比べ20%以上の低減が可能。

また、連続タンクカバーの採用により、タンク頂上で配管、電線、通路を支える構造物が不要になることから、メンテナンス性が大きく向上。また、燃費低減によるCO2排出量の抑制に加え、バラスト水処理装置の搭載による海洋生態系への影響軽減など、環境対応力も高める。

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