シスメックスは6月10日、グローバルでの検体検査機器の需要拡大に向け、グループの機器製品の生産能力を大幅に増強するため、検体検査機器の新工場を設立すると発表した。
<シスメックス機器生産新工場 外観>
2014年5月稼働を目指し、兵庫県加古川市に新工場を設立するとともに、国内関係会社の2工場を拡張し、検体検査機器の供給体制を強化する。
また、シスメックスRAとシスメックスメディカの工場を拡張し、今回設立する新工場、現在の加古川工場とあわせた、国内4拠点体制で製品の安定供給を進めていく。
新工場の設立、国内関係会社2工場の拡張にあわせて、グループ機器生産拠点間での生産品目の再編と生産プロセスの最適化を行うことで、生産効率を向上させ、シスメックスグループ全体での検体検査機器の生産能力を、現在の約3倍に増強する。
■新工場の概要
所在地:兵庫県加古川市野口町
敷地面積:約3万㎡
延べ床面積:約2万㎡
投資額:39億円
主な生産品目:高機能モデル