臨床検査機器等の製造販売を手がけるシスメックスは8月1日、インドにグループ最大規模となる生産拠点を建設したと発表した。
初の試薬・機器双方の生産機能を備えた施設で、延床面積は1万600m2、投資額は約30億円となる。これにより試薬生産品目を大幅に拡大し、急速な人口増加と経済成長を背景に、需要が見込まれるインドにおける事業展開を加速させる。
また新生産拠点には倉庫・物流ハブ機能も併設。インド国内のサプライチェーン最適化も図る。
今後、本格稼働に向けた準備を進め、試薬製品・機器製品ともに2024年度内の出荷開始を計画している。
■新生産拠点の概要
所在地:インド グジャラート州 サナンドII工業団地
敷地面積:1万8100m2
延べ床面積:1万600m2
投資総額:約30億円
生産品目:試薬、機器(ヘマトロジー検査機器の一部機種)