DHL Global Forwardingは7月4日、ライフサイエンスとヘルスケア業界に特化した新航空輸送サービス「DHL サーモネット」を開始したと発表した。
このグローバルサービスは、DHLのライフサイエンスとヘルスケア施設のインフラ網に新たに加わり、規制に準拠したプラットフォームを顧客に提供することで、医薬品や医療機器など温度に敏感な輸送貨物の管理を可能にした。
DHLカスタマーソリューションズ アンド イノベーションズ部門による社内開発から生まれたSmartSensor RFID テクノロジーを使い、24時間365日、定温輸送の分野でより高い可視性を実現して提供する。
SmartSensorは、輸送中の貨物の周囲温度を測定。オプションサービスとして、SmartSensor XP テクノロジーにより、輸送中の近くにある製品の温度を記録することができるので、さらに対象を絞ることが可能となった。
SmartSensorsで収集したデータは、Webポータル経由でLifeTrack IT プラットフォームに自動アップロードされる。
LifeTrack は、DHL Global Forwarding の子会社であるLifeConEx 社がライフサイエンスとヘルスケア部門専用に開発した「DHLサーモネット」用の、標準操作手順の作成から貨物モニタリングと介入まで貨物、温度に関する全データを統合する操作ツール。
LifeTrack により、文書管理や変更管理が簡素化、自動化される。