DHLは10月16日、日本からブラジル向けに積み替えなしで直接運ぶ海上小口混載輸送（LCL）の新サービス「LCLダイレクトボックス」を開始した。
従来の海上混載輸送を利用に比べ、輸送所要日数を大幅に短縮し、名古屋港からブラジルのサントス港まで、30日を実現した。
DHLの日本～ブラジル間LCLダイレクトボックスサービスでは、名古屋以外に、日本側のコンテナ・フレイト・ステーション（CFS）がある東京、横浜、大阪、神戸、博多からも集荷、積み込みを行い、日本の貨物を名古屋港に集約し、コンテナに仕立てる。
名古屋港からサントス港までダイレクトで運ぶため、今回の大幅なリードタイム短縮が実現した。
中継地でのコンテナの開封・再仕立てのための別のコンテナへの積み替えも発生しないことから、製品へのダメージも減少。安定した輸送スケジュールが見込めるため、納期のコントロールが容易になり、在庫管理のコスト削減にもつながる、としている。
