ブリヂストンは10月17日、グローバルでの競争力強化に向けタイヤの補強材に使用されるスチールコードの生産拠点を再編すると発表した。
日本国内では黒磯工場・佐賀工場の2拠点でスチールコードを生産してきたが、生産を佐賀工場に集約することで生産効率を向上させ、グローバルでの競争力強化を図る。
拠点の集約は、2014年9月末には完了する予定で、2014年9月末に黒磯工場を閉鎖する。
これまでに黒磯工場の競争力強化を進めたが、グローバルでのスチールコード生産の競争が一層激化する中、黒磯工場の競争力の維持が困難となったため今回の決定に至った。
■黒磯工場概要
所在地：栃木県那須塩原市下中野800
操業開始年月：1971年1月
従業員数：355人 （2013年12月末予定）
生産能力：スチールコード 日産 約135トン／年産 約4万7000トン
ホースワイヤー 日産 約18トン／年産 約6200トン
ビードワイヤー 日産 約85トン／年産 約2万9000トン （2013年1月現在）
敷地面積：約34万9000㎡
■佐賀工場概要
所在地：佐賀県三養基郡上峰町堤2100
操業開始年月：1982年3月
従業員数：539人 （2013年12月末予定）
生産能力：スチールコード 日産 約263トン／年産 約90,000トン
ケーブルビードワイヤー 日産 約2トン／年産 約700トン （2013年1月現在）
敷地面積：約23万4000㎡
