大塚倉庫は10月22日、サンヨー食品と、11月6日から中部地区で飲料と即席麺の共同物流を行うと発表した。
昨年7月、大塚倉庫はサンヨー食品と四国地区で共同物流を開始し、配送トラックの積載率は約15%上がり、配送コストの軽減効果を実現したため、中部地区へのエリア拡大を決定したもの。
大塚倉庫は、大塚製薬とサンヨー食品両社の物流特性を調査し、大塚製薬の飲料(特徴:繁忙期が夏、重量物「ポカリスエット」等)と、相反した特性を持つ即席麺(特徴:繁忙期が冬、軽量物「サッポロ一番」等)を組み合わせることで、季節によって生じる物量の変動リスクを補完でき、重量制限のある配送トラックの有効活用が可能となることを提示した。
配送先である卸や小売店などの重複率が高いことから、共同物流が両社にとって高いシナジー効果を生む最適な組み合わせであるとの判断に至ったもの。
四国地区での実績の検証を行った結果、互いに工場を持たない中部地区で効果が期待できるとし、拡大に繋がった。