日立ハイテクノロジーズは12月6日、中国・蘇州市で新たに工場建屋が竣工し、稼動を開始した。
＜HIS新工場＞
新工場は製造子会社の日立儀器（蘇州）(以下：HIS)が移転したもので、旧工場から約10km離れた蘇州市内の工業区域に位置し、地上3階建て、建築延面積は旧工場の約2.5倍となる2万㎡。
医用分析装置と電子顕微鏡のユニット組立職場、特殊洗浄液・試薬製造職場、部品の受入検査スペース・倉庫、機械加工職場で構成し、機能的にレイアウトしている。
増産に対応できる効率的生産拠点をめざし、工場内の物流動線の単純化による生産効率の改善を図り、約20％のリードタイム短縮を図るとともに、機械加工職場の拡充による品質向上と原価低減などを推進していく。
中国をはじめグローバルな需要拡大に対応するため、従来旧工場で生産してきた医用分析装置・電子顕微鏡のユニット組立や医用分析装置の消耗品などの生産能力を増強するとともに、生産効率を向上させることで、さらなる事業拡大を見据えた海外製造拠点としての役割を担うとしている。
■HIS新工場の概要
所在地：蘇州工業園区方中街137
稼働開始：2013年12月
総投資額：約12億円
