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アスクル/物流センター稼働で、想定外のコスト増に

2014年03月18日/物流施設

アスクルが3月18日に発表した2014年5月期第3四半期決算によると、販売費と一般管理費は前年同期と比較して59億円増の379億5900万円(前年同期比18.5%増)となった。

売上高における販管費比率は、前年同期比で1.5ポイント上昇している。

同社では、物流センターをBtoB事業において最適化された仕組みからBtoC事業にも柔軟に対応する第二世代eコマースの事業基盤に再構築するため、先行投資的な費用を集中投下したものの、目指す生産性には到達しておらず、想定外のコストが発生したと分析している。

「ASKUL Logi PARK首都圏」の取得に係る不動産取得税等の租税公課、物流センター内で使用する消耗品の購入等の一過性の費用4億5200万円が発生し、「ASKUL Logi PARK首都圏」の稼働に伴う減価償却費や保守費用8億5100万円が増加した。

配送運賃は、売上高の増加に加え、「ASKUL Logi PARK首都圏」の立ち上げに伴う初期運用費用等が増加したため、前年同期比で29.3%増の75億4700万円と急増した。

人件費も、物流センター勤務者と取り扱い商材の拡充に伴う人員の増加による影響により、前年同期比で21.3%増の105億5600万円と大幅な増加となった。

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