経済産業省が3月31日に発表した2月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1759万kl、前年同月比11.0%増と3か月ぶりに前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(544万kl、前年同月比25.7%減)、アラブ首長国連邦(407万kl、7.3%増)、カタール(225万kl、27.9%増)、ロシア(173万kl、31.0%増)、イラン(116万kl、21.7%増)、となっている。
中東依存度は82.1%、前年同月に比べ0.4ポイント増と2か月連続して前年を上回った。
燃料油の在庫は943万kl、前年同月比14.9%減と6か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ジェット燃料は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油、B・C重油は前年同月を下回った。