日本貨物鉄道(JR貨物)は、運営するコンテナ位置管理システム(TRACEシステム)の更新に伴い、通信手段としてUQコミュニケーションズのWiMAXを採用し、全国の112拠点への導入が完了した。
貨物駅のコンテナの位置を管理するシステムで、フォークリフトに搭載したGPSやIDタグ(無線ICタグ)等を組み合わせて、コンテナの位置を数10cmの精度でリアルタイムに把握し、荷役時間の短縮と輸送の正確性を高めることを可能にしている。
運用を開始したシステムのうち、「貨物駅におけるコンテナの位置情報を把握し、フォークリフトドライバーに荷役指示を伝達」、「フォークリフトのドライバーが指示どおりの荷役を実施したことを伝達」の利用シーンで高速大容量無線通信のWiMAXを活用し、JR貨物が行う荷役作業の効率化とネットワーク保守費用の大幅な削減に貢献した、としている。