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ARC/輸送のマネージドサービス市場は大きく伸張

2014年08月05日/国際

ARCは市場調査レポート「輸送のマネージドサービスの世界市場動向調査」を新たに発行した。

レポートによると、輸送のマネージドサービス(MTS:Managed Transportation Services)には、荷主の保有する輸送チームの代わりに輸送を計画し実行する第3者と荷主が契約を行うことが含まれている。

MTS市場は大きく伸びており、その理由には、荷主にとって比較的リスクが少ない投資であることや、物流サービスプロバイダ(LSP:Logistics Service Provider)の提供する収益性の高いサービスの一つであること、などがあげられる。その結果、この分野の経済性の良さは新規業者の市場への参入を促している。

輸送のマネージドサービスは一般にうまくいっている。ARCのMTS調査への回答者の3分の2は、MTSとの関連に基づき輸送費の削減額に応えてきた。その多くは非常に大きな削減があったと報告している。特筆すべきは、この輸送費の削減が、顧客へのサービスレベルの低下をもたらすことなく実現されていることである。サービスの観点からは、MTSはリスクの低いものであることが分かる。

市場で活動している物流サービスプロバイダが実施しているビジネスモデルには、次の3つがある。BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)のみ、BPOとサービスに関連する仲介料、BPOとLSPの保有する施設に荷主の商品を移送することにかかわる売り上げ、の3つである。この世界市場調査報告書ではその3つの方式を取り扱っている。

調査の結果は、有利な仲介モデルがとりわけ市場への新規参入者の注目を集めており、市場の伸びにつながっていることが分かった。

問い合わせ
ARCジャパンオフィス, ARC Advisory Group
TEL:04-2991-1685, Direct: 080-3581-8278,
kyanagimoto@arcweb.com

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