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住友商事/マレーシアの肥料メーカー、経営権取得

2014年08月15日/生産

住友商事とアジア大洋州住友商事会社は8月12日、マレーシアの肥料製造販売会社UHM社の株式を60%まで買い増し、経営権を取得したと発表した。

UHM社はマレー半島東部のパハン州クアンタンに年間生産能力15万トン規模の化成肥料工場を持ち、同国内のオイルパームプランテーション向けの肥料を製造している。

同社の製品は一般的な化成肥料に比べ効果が持続する特徴があり、代表的な商品銘柄は同国のパーム油産業を所管する政府機関からの推奨も受けるなど高い評価を得ている。

住友商事グループは、マレーシアへ1993年に市場参入し、2004年にUHM社の20%株式を取得していた。

今後、2020年には、新工場建設などを通じて売上高を現状の約3倍(約200億円)まで増やす計画で、農薬をはじめとする農業生産資材など幅広い商材の取り扱いや、世界最大のパーム油生産国であるインドネシアへの進出も検討する。

■UHM社概要
正式名称:Union Harvest (M) Sdn. Bhd.
本社所在:マレーシア クアラルンプール
設立:1995年
資本金:3,000万マレーシアリンギット
株主:住友商事グループ60%、Mr. Wong Yu40%
事業内容:化成肥料の製造および販売

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