日本郵船は1月7日、全国の小中学校や商船系学校の学生に、海事思想の普及と外航船員の魅力を伝えることを目的に「郵船みらいプロジェクト」をスタートしたと発表した。
若年層の間では船員という職業があまり認知されていないため、将来なりたい職業の一つに船員の名前が挙げられるよう、プロジェクトを通じて船を身近に感じてもらう機会を提供していく。
昨年12月13日に広島商船高等専門学校の生徒が日本郵船社員と共に愛媛県今治市の新来島どっく大西工場を訪れ、日本郵船が発注する建造中の船舶を見学。
初めて間近で大きな船舶を見た学生達は、学校の練習船とのスケールの違いに改めて驚き、海運業界へ非常に興味を持った様子がうかがえたという。
今後、「郵船みらいプロジェクト」活動事例として、商船系学生の船舶の建造見学、小中学校での当社海技者による出前授業、小中学生、一般市民向け体験乗船のサポート、中学生向け学校説明会などでの海運業界紹介、運航船への商船系学校教員乗船受入れなどを想定している。
日本郵船/今治市に国内外142社参加し安全意識の醸成・向上図る