赤ちゃん本舗は7月9日、啓和運輸と共同で取り組んだモーダルシフトへのチャレンジが評価され、日本物流団体連合会主催の「第26回 物流環境大賞」において「低炭素物流推進賞」を受賞したと発表した。
<授賞式の様子 左から、物流連 真貝康一会長、赤ちゃん本舗 味志謙司社長、啓和運輸 片桐淳一専務>
「低炭素物流推進賞」は、モーダルシフトの推進、輸送網の集約、輸配送の共同化などの物流効率化を図る優れた取り組みに対し授与されるもの。
取り組み内容は、「小売り業者と運輸事業者の協業による陸送から海上輸送へのチャレンジ」。
店舗からの回収物流の手配に困難を感じたことをきっかけに物流体系全体を見直し、海上モーダルシフトと九州内の拠点再配置を組み合わせて、CO2排出量を前年より849トン(68%)削減することができたという。
幹線輸送のモーダルシフトと拠点再配置により域内輸送を大幅に効率化したこと、さらに回収物流も組み合わせて低炭素物流推進の効果を高めている点や、荷主と物流事業者の全面的な協力体制により実現した点が評価された。