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日本郵便/中国人訪日客に対する物販サービス拡大

2015年01月15日/国際

日本郵便の子会社の郵便局物販サービス(TS)は1月13日、ウィ・ジャパン(WJ)と連携して、上海携程国際旅行社(Ctrip)が提供する全世界の旅行者向けプラットフォーム「全球購」に Made in Japan 商品を提供すると発表した。

日本のインバウンド市場(訪日客)の拡大と日本の地域活性化に貢献する。

Ctripは 1999年に設立された中国上海に本拠地を置く中国最大の旅行会社で、同社顧客の更なる利便性向上のため、オンライン会社の特性を活かして ECプラットフォーム「全球購」を開設する。

「全球購」はCtrip ユーザーが旅行前・旅行中に購入することができる旅行ショッピングサイトであり、全世界に先駆けて日本で導入することになった。日本郵便とTSは、Ctrip の戦略的パートナーであるWJと連携して、セレクトした Made in Japan のお土産を「全球購」で紹介・販売し、来日中の宿泊先に届ける訪日客向けのサービスを開始する。

日本郵便とTSは、ふるさと小包やカタログ販売等で培った日本全国の特産品や逸品、ブランド品から日用雑貨に及ぶ商品調達力と、国内宿泊地や海外の自宅などへの国内外への物流をトータルで保有。今回は、商品調達と、国内ホテル等への商品配送でこのサービスを積極的にサポートする。

商品は、地域特産品や観光土産グッズのほか、家電、化粧品、日用品など、中国人旅行者にも人気の高い、日本ならではの高品質な国産品を中心にお土産最適品を用意し、順次拡大する予定。

Ctripは、会員数(1.5億人)を持つ中国最大の旅行会社。2014年に日本法人も設立した。

今回、Ctrip の旅行予約サイト上に、出店型のECプラットフォーム「全球購」を提供し、訪日客がホテルや飛行機などの旅行予約をする際に、日本のお土産を購入し、予約した宿泊施設に届けるサービスを開始する。「全球購」は日本を皮切りに、全世界に展開していく。

WJは、中国テンセント社のWeChat上のモバイルECプラットフォーム「微購物」で日本の商品を紹介・販売する「日本館」を独占的に運営するなど、対中国ビジネスに精通したEC運営企業。

このサービスでは、Ctrip の戦略的パートナーとして「全球購」に自ら出店すると同時に、日本郵便と連携しながら日本の各メーカー、卸業者、小売店が「全球購」に出店するサポート(契約サポート、商品登録、カスタマーサポートなど)も行う。

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