日本貨物鉄道が3月12日に発表した2月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は173万1000トン(前年同月比1.5%増)、車扱は86万トン(2.3%減)となった。
コンテナ貨物は、農産品・青果物で民間流通米・北海道産野菜の出荷が好調を維持しているほか、食料工業品では清涼飲料水・菓子の発送が良好であった。
鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物でも増送となった。
一方、国内新車販売台数の前年割れが続いている自動車部品や、白物家電の国内出荷金額が減少傾向にある家電・情報機器、樹脂・ゴムの出荷が低調な化学工業品で前年を下回った。
車扱貨物は、石油が北海道の輸送終了、セメント・石灰石は一部顧客において工事需要の減に伴い前年を下回る出荷となった。
コンテナ・車扱の合計では前年比0.2%増となった。