田淵電機は9月14日、タイ子会社Thai Tabuchi Electric（タイ国田淵電機）内で進めていた新工場の建設工事が完了し、本格稼働による製品出荷を開始したと発表した。
＜完成した新工場＞
主に北米向け太陽光発電用パワーコンディショナの供給拠点とする。
新工場建設の狙いは、田淵電機のパワーエレクトロニクス事業ブランド「EneTelus」（エネテラス）製品の生産能力を高めるとともに、より効率的な生産基盤を構築すること。
それに対応するため、生産ラインの配置改善や新機器の投入により、製造従事者一人あたりの生産性を高めた。新工場は本格的な量産体制に入ったが、今後の需要動向を見据えて、さらなる生産ラインの拡充も検討していくとしている。
■タイ国田淵電機の概要
所在地：88 Moo 5 Bangna-Trad Highway, Tambol Bangsamuk,Amphur Bangpakong,
Chachoengsao 24130, Thailand
資本金：1億タイバーツ（約3億4000万円）
面積：敷地3万3000m2、既存工場1万3500m2、新工場6400m2
生産品目：パワーコンディショナ、エアコン用リアクタ、各種電気機器用トランスほか
初期投資：1280万USドル（約15億5000万円、新工場分）
