SAS Institute Japan(SAS)は11月5日、堀田徹哉新社長の就任会見を行い、今後の取り組みの中で、アナリティクスを核とした戦略的IT活用のベストパートナー目指すと発表した。
併せて、コンサルティング、セールス、マーケティング各部門を統括するシニア・リーダーシップチーム・メンバーも紹介した。
<堀田新社長(真ん中)とシニア・リーダーシップチーム・メンバー>
堀田社長は自己紹介の後、「継承と躍進」を掲げたSASの今後の取り組みを説明。
受け継ぐべきSASのアイデンティティとして、SASは単なるソフトウェア会社ではなく、プラスサービスを加味して顧客の価値を創出する。
SASのDNAである成果へのコミットメント、39期連続成長を続ける持続的成長を続ける経営力、社員に投資し、働きがいを大切にする企業文化「Great Place to Work」を挙げた。
堀田社長は、「アナリティクスを核とした戦略的IT活用のベストパートナーを目指すため、SAS Japanの強みを伸ばし、次のステージに高めるため、提供ソリューション、サービスの高度化、パートナーとの連携強化による相乗効果を図る、アカデミアとの連携と人材育成支援、SAS Japanのポテンシャルを最大化する」と述べた。
パートナーとの連携では、「特に日本企業の難しさは、システムがばらばらで、データがなかなか揃わないことがあり、SAS1社ではできないデータ整備等を多くのパートナーと連携して行っていきたい」。
SASがあえて株式を上場しない理由について、「短期的な利益を求めず、利益は製品・サービスエクセレンスの追求に活用する。売上の23%をR&Dへ再投資している。そして高度なアナリティクス分析で市場で評価を得ているが、まだまだ難しいという概念が付きまとっている。本当はこんなに簡単、使い易いということを強く訴えていきたい」と説明した。
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