オカベマーキングシステムは1月28日、商品管理システムにスマートフォンとクラウドを活用したRFIDシステムが、イオンリテールの高級ブランド品専門店「ニミウス」に試験導入されたと発表した。
スマートフォンにカバー型のRFIDリーダー(アスタリスク社製・アスリーダー)を取付け、オカベマーキングシステムが開発したスマートフォン上で稼働するクラウドシステムの導入。
RFIDでの商品管理システムにより、高級品を陳列するショーケースの外側から商品検品が可能になり、棚卸を毎日実施することで正確かつ迅速な在庫把握が可能となった。
オカベマーキングシステムが提供するクラウド型の商品管理システムは、各店舗での棚卸を元にした在庫情報をイオンリテールが運営するインターネット通信販売サイトと自動連携することにより、リアルタイムでの店舗間の在庫共有が可能になった。
該当商品の在庫が無い店舗でも他店舗の在庫状況をスマートフォンから検索し、画面上から商品確保の指示を実行すると、在庫のある店舗側のスマートフォンに在庫確保の指示メールが自動で送信される。
リアルタイムでの在庫確保が可能となり、全店舗での在庫リスクの軽減と販売機会の損失を軽減することができた。
なお、ニミウスでは商品管理システムとインターネット通信販売サイトの連動による「オムニチャネル」の推進を目指し、店舗での在庫把握を迅速かつ正確に行い、その情報を通信販売サイト上の在庫表示との自動連携を可能とするシステムの導入を検討していた。
次の段階として、商品別の在庫店舗名を通販サイト上に公開することにより、在庫のある店舗への来店の動機付けを積極的に行い、店舗販売と通信販売のさらなる融合を目指すとしている。
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