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JCRファーマ、メディパル/-150度以下の超低温管理物流システム開発・稼働

2016年02月16日/SCM・経営

JCRファーマとメディパルは2月16日、JCRファーマが昨年9月に製造販売承認を取得した「テムセルHS注」[一般名:ヒト(同種)骨髄由来間葉系幹細胞]を2月24日に発売し、両社が共同で開発した超低温管理物流システムを活用して配送すると発表した。

<テムセルHS注(左)と超低温保管・輸送カート>
20160216jcr 500x174 - JCRファーマ、メディパル/-150度以下の超低温管理物流システム開発・稼働

両社は、2011年7月より共同で液体窒素を用いた超低温管理物流システムの研究を進めてきた。開発したのは超低温保管・輸送カートSDDU(Speciality Drug Distribution Unit)。

厳密な温度管理が必要な細胞製品・医薬品の保管・輸送専用ユニット。メーカーの出荷から患者への投与までの間、安心安全に保管・輸送することができる。

システムを稼働させることによって、マイナス150℃以下という極めて低い温度を10日間以上維持した配送・保管が可能となり、緊急時にも、安定した品質の製品を全国の医療現場に届けることができる。

メディパルは超低温物流のプラットホームとして広く活用していく予定。

なお、テムセルHS注は、造血幹細胞移植後に発症する重篤な合併症である急性移植片対宿主病(急性GVHD)の治療製品として、昨年9月に日本初の他家由来の再生医療等製品として製造販売承認を取得した。

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