タカラバイオは6月17日、研究用試薬の海外向け冷凍輸送において、従来のドライアイスに代わる保冷剤を使用した高性能専用保冷箱(パナソニック製)による新たな輸送方式を、国際輸送業者である日新を通じて導入したと発表した。
同社は基礎研究から産業応用まで、幅広い用途に応じた研究用試薬の海外展開を米国、欧州、中国をはじめグローバルに提供している。
国際輸送テストの結果、新たな輸送方式は品質を保つための条件をクリアしていることを確認、海外向け輸送時に使用するドライアイスの量を従来比で約50%削減することを目指している。
この取り組みにより、昨今のドライアイスの供給不足や価格高騰などへの対応、製品の安定供給体制の強化などの効果が期待できるとしている。