コミュニティ拠点として、UR都市機構の多摩ニュータウン団地内にヤマト運輸が2か所の拠点を設け、宅急便の受付だけではなく、宅配ロッカーの設置、お買物代行の注文受付、NPOや団地自治会等との連携、市や地域の情報発信など、居住者が集まるコミュニティ拠点として活用する。2か所は貝取団地内の元クリニックがあった場所と、永山団地内の元電気店を改装し、それぞれネコサポステーション貝取(ネコサポ貝取)とネコサポステーション永山(ネコサポ永山)とした。
ネコサポ永山には「宅配便受け取りロッカー」を用意。このロッカーは2015年11月16日の練馬区の小竹向原駅からスタートしたが、現在、練馬区に5か所、板橋区に1か所、ネコスポ永山のスタートで7か所目となった。
一括配送では、これまで宅配事業者が各々で荷物を届けていたが、ヤマト運輸が自社の宅急便だけではなく他の宅配事業者の荷物も集約し一括して届ける。この一括配送により居住者は一度で各社からの荷物を受け取ることができ、また地域の物流効率化による環境負荷の低減や安全性の向上を実現する。まずは、多摩ニュータウン内の対象地域を限定して、佐川急便、日本郵便の配送受託を開始する。
配送には、電動三輪車を使用する。ネコサポ貝取用に5台、ネコサポ永山用に8台の計13台を用意した。
買物代行では、地域の小売店に代わって、ヤマト運輸が電話・Web・拠点で商品の注文を受け付け、購入品を店舗から集荷、仕分けし、自宅まで届けることで、居住者の買物利便性を向上するとともに、小売店の作業負荷を抑制しながら販売促進を後押しする。