トッパン・フォームズは7月7日、独自の新機能を持つ、航空会社向け自動手荷物預け機対応の手荷物タグを開発したと発表した。
手荷物タグは通常、のりを裏面全面に塗布してあるが、一部にのりを塗布しない領域を設けた部分塗工を手荷物タグに初めて採用した(特許申請中)。
手荷物タグは使用時に両端部分にあるのりを塗布した部分のみが貼り付くため、のり非塗布部分がリング状になって手荷物の取っ手とタグの間に空間ができ、手荷物の上方にタグがはみ出る「立ち上がり」現象を防ぐことができます。
自動手荷物預け機内部の荷物サイズを計測するセンサーの誤感知をなくし、スムーズな運用を可能にした。
この結果、顧客の手荷物手続きの待ち時間は、従来繁忙期には10~20分程度かかっていたものが、約5分程度まで短縮され、顧客サービスの向上へと寄与している。
この手荷物タグは、ANA(全日本空輸)に採用され、2016年2月より羽田空港の自動手荷物預け機で使用されている。自動手荷物預け機は世界の国際空港で導入が進んでおり、トッパン・フォームズでは今後、多数の空港でこの手荷物タグの採用を目指すとしている。
ANAグループ/北海道のとうもろこしを出荷翌日に岡山県で販売