外務省は7月21日、無償資金協力「イレ-クアンバ間道路橋梁整備計画」(38億500万円)につき、洪水による被災のため、贈与の限度額を50億4100万円に変更すると発表した。
モザンビーク北部のザンベジア州イレ/ナンペボとニアサ州クアンバ間の国道103号線上の13橋梁を整備し、同国の回廊開発を含む地域経済活性化に寄与する。
対象路線の国道103号線は、国土を縦断する大動脈の国道1号線とモザンビーク北部のナカラ回廊西部を結ぶ、同国の物流上重要な路線。
しかしながら、道路線上にある橋梁は老朽化が著しいなど整備が不十分であるため、物流を阻害する要因になっている。
移動時間の短縮や交通量の増加が期待される。2015年1月に発生した大規模な洪水により工事現場が被災するなどしたことにより、当初供与した金額により完成することが困難となったため、今回追加贈与を実施するもの。