旭硝子は12月14日、液晶用ガラス基板事業において、資産効率を高めながら、拡大する中国での需要を着実に取り込むため、第11世代に対応したTFT液晶用ガラス基板の生産拠点を、中国広東省深セン市に新設すると発表した。
深セン市華星光電半導体顕示技術と共同で新社を設立の上、ガラス基板加工ラインを同社工場敷地内に設置し、2019年の量産開始を予定している。
旭硝子は、中国での液晶用ガラスの需要増に対応して、江蘇省昆山市と広東省深セン市に第8世代ガラス基板に対応した加工拠点を、また広東省恵州市にTFT液晶用素板製造拠点を設置して供給体制を整備してきた。
今後一層の拡大が見込まれる中国市場の需要に応えるため、今回の第11世代対応のガラス基板加工拠点を新設することとしたもの。
■新社の概要
社名:旭硝子新型電子顕示玻璃(深セン)
設立年月:2017年第3四半期(予定)
所在地:中華人民共和国広東省深セン市光明新区高新技術産業園区内
資本金:108億円(予定)
出資比率:旭硝子70%、深セン市華星光電半導体顕示技術30%
決算期:12月
事業内容:TFT液晶用ガラス基板の製造(加工)・販売