栗林商船が2月3日に発表した2017年3月期の第3四半期決算によると、売上高332億2200万円(前年同期比1.4%減)、営業利益19億3500万円(46.7%増)、経常利益20億1100万円(46.1%増)、当期利益12億800万円(39.3%増)となった。
海運事業は、期を通じて燃料油価格が安価に推移したことで、燃料油価格変動調整金の収受額を押下げて売上高は減収となった。
8月以降に連続して発生した台風の影響を受けて繁忙期に配船遅延や船の稼働率が低下したが、大宗貨物が一時的な要因で前年同期を上回る輸送量となったこと、RORO船をスポット輸送に投入したこと、新規貨物の積極的な取り込みによって輸送量が前年同期を上回り、また燃料油安も収益に寄与したことで、売上高は311億3100(1.5%減)となったが、営業費用は295億900万円(3.5%減)で、営業利益は16億2100万円(60.8%増)となった。
通期は、売上高430億円(3.1%減)、営業利益22億円(22.3%減)、経常利益22億円(23.4%増)、当期利益12億5000万円(13.2%増)を見込んでいる。
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