ESRは2月14日、アゼルバイジャン国営石油基金(SOFAZ)より日本のポートフォリオに対し、2月13日付で1億米ドル(約113億円)の投資を受託したと発表した。
物流業界の3PL事業者とe-コマース事業の急速な発展により、日本経済の安定化と共に近代的な物流施設の不足(必要とされる物流施設の10%以下)も引き起こし、近年、ディベロッパーと投資家にとって物流部門は魅力的な投資選択肢となっており、ESRの経営戦略とSOFAZの投資戦略の一致により、合意に至った。
<ESR スチュアート・ギブソン共同CEO兼日本法人・ESR CEO>
ESRのチャールズ・デ・ポルテス プレジデントとスチュアート・ギブソン共同CEO兼日本法人・ESR CEOは、「我々はアゼルバイジャン共和国のソブリン・ウエルス・ファンド(政府系ファンド)であるSOFAZと関係を築くことができ大変喜ばしいこと。過去3年以上、SOFAZはアジア地区に集中した投資活動で優れた功績を残しており、高い需要と成長性のある投資対象を見抜く洞察力の高さを示している。即ち、彼らは我々の市場にその可能性を見出している」とコメントしている。
SOFAZのシャフマー・モヴスモフCEOは「我々はSOFAZにとって日本の物流市場への初の投資を、物流不動産をけん引するディベロッパーであるESRに対して実現できたことを大変嬉しく思っている。今回の投資は「厳しい適正評価を経て、もっとも注目している地域と投資対象に集中的に行う」という我々の戦略とESRの「日本の3大都市圏に集中した戦略」が一致した結果でもある。日本で最新設備を備える物流施設を首都圏・大阪圏を中心に開発することは、eコマース事業の成長に伴い求められる水準も高くなっていることを物語っており、本投資により我々の現在の不動産ポートフォリオが万全になった」と述べている。
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