郵船ロジスティクスは3月29日、郵船ロジスティクスのトルコ法人のYusen Logistics Turkey Lojistik HizmetleriとInci Lojistik(IL) を統合し、新会社を設立したと発表した。
<左から郵船ロジスティクスの水島健二社長、Nese Gok, Inci Holding社長>
4月1日から営業を開始する。
新会社のYusen Inci Lojistikはイスタンブール市内に本社を設け、イズミル、マニサ、ブルサ、アンカラの計5都市10拠点の営業所及び物流施設でトルコ全域の顧客にサービスを展開する。
物流施設は イズミルをはじめとする計3万m2の倉庫内に冷凍・冷蔵・定温エリアも有しており、在庫管理、流通加工などの各種ロジスティクスサービスや保税倉庫での非居住者在庫オペレーションを提供する。
顧客の生産ラインにJIT供給するための部品の事前組立てなど付加価値の高いコントラクト・ロジスティクスサービスの提供が可能。
Inci Holdingを親会社に持つIL社は1997年に設立され、トルコ国内を基盤に海上・航空フォワーディング、欧州域内とトルコ国内のミルクランサービスやJIT配送、リターナブルラックの管理・運用などサプライチェーンソリューションサービスを幅広く展開している。
郵船ロジスティクスは2014年にIL社へ出資し、 協業してきたが、この度事業統合し、新会社を発足させることでさらに双方の事業を強化する。
■新会社概要
社名:Yusen Inci Lojistik ve Ticaret A.S.
本社住所:Suleyman Seba Cad. BJK Plaza A Blok No:48 Besiktas Istanbul Turkey
従業員数:約200名
株主構成:Yusen Logistics (Europe)B.V. 60%、Inci Holding40%
営業拠点:イスタンブール、イズミル、マニサ、ブルサ、アンカラ (計5都市)
郵船ロジスティクス/大塚製薬とSAF利用の輸送サービス利用契約締結