セイノーホールディングスが5月12日に発表した2017年3月期決算によると、売上高5675億3900万円(前年同期比2.2%増)、営業利益271億1600万円(3.6%増)、経常利益289億900万円(2.2%増)、当期利益182億600万円(3.5%減)となった。
輸送事業の売上高は4228億6900万円(1.6%増)、営業利益は200億2000万円(4.7%増)となった。
輸送事業グループの中核会社にあたる西濃運輸では、利益重視の施策である適正運賃・諸料金収受、燃料サーチャージ収受の積極的な交渉を行うとともに、EDI(電子データ交換)による顧客とのデータ連携によるサービス向上を図り顧客数の増加にも注力してきた。
営業戦力・費用の適正管理、路線便の積載効率アップなどにも取り組み、収入・利益の確保に努めてきた。
良循環による安定した定時定配輸送の更なる向上や、社会的責任を果たすための安全推進制度の導入による真のプロドライバー育成に努めることで、顧客の信頼を得てきたとしている。
来期は、売上高5820億円(2.5%増)、営業利益275億円(1.4%増)、経常利益292億円(1.0%増)、当期利益177億円(2.8%減)を見込んでいる。
セイノーHD 決算/4~6月の売上高3.4%増、営業利益6.3%増