山善は3月27日、機械工具類の小規模配送拠点である「デポ」を、石川県白山市と仙台市宮城野区で新たに稼働したと発表した。
＜金沢デポ＞
＜仙台デポ＞
「金沢デポ」は新設、「仙台デポ」は住建事業部の物流拠点内に生産財事業の拠点を開設した。両拠点とも、主に現場への即納が必要な切削工具、測定機器、作業工具などの機械工具類を在庫。各拠点の在庫アイテム数は、金沢デポが約4000、仙台デポが約5000となっている。
両拠点の稼働により、石川県・富山県・福井県の主要都市と、宮城県仙台市・山形県山形市での当日配送を実現する。また、路線便に頼らない自社配送エリアの拡大やリードタイムの短縮など、サービスレベルの向上を図る。
山善では、大規模配送拠点の「ロジス」と、地域密着型の小規模配送拠点「デポ」を展開し、物流網の最適化を図っている。新たに稼働した2か所のデポは、2023年1月に稼働した「岡山デポ」に続くもの。
同社は今後も地域密着型拠点の「デポ」を増やすことで、短距離配送を実現しつつ物流の「2024年問題」に対応するほか、輸配送時のCO2削減などにも注力していくとしている。
＜山善の物流システム＞
■拠点概要
「ヤマゼンロジスティクス 金沢デポ」（ツール＆エンジニアリング事業部）
所在地：石川県白山市田中町294-1（浜庄運輸 西部倉庫）
在庫アイテム数：約4000
稼働開始：2024年3月8日
「ヤマゼンロジスティクス 仙台デポ」（ツール＆エンジニアリング事業部・住建事業部）
所在地：仙台市宮城野区扇町7-3-33（SBS三愛ロジスティクス 物流センター宮城第2）
在庫アイテム数：約5000
稼働開始：2024年3月22日
