PALTACは5月12日、タイの消費財最大手サハグループとの間で、グループ傘下企業に対する出資及び物流・システムに関するコンサルティングを締結すると発表した。
サハグループの中核企業の1社でタイ国内の全業態の小売業に取引を持つタイ国大手の販売卸会社「ICCインターナショナル」とICCインターナショナルの取り扱い商品を中心に物流業を展開している企業の「タイガーロジスティックス」とPALTACの3社間で締結した。
タイ国における、流通の効率化に各社協力して取組む、PALTACは、タイガーロジスティックスに対し30%出資するとともに、スワンナプーム国際空港(バンコク)近隣で同社が運営を開始する物流センターについて、物流のコンサルティングサービス等の提供を行う。
業務を通じ、タイ国における流通事情やノウハウを蓄積し、3年後を目処に「日本型の卸売業」の事業化に取組む、日本・タイそれぞれの国で生産された商品について、協力して相手国への輸出に向け取組むとしている。
基本合意締結日は5月上旬、タイガーロジスティクスへの出資契約日は8月ごろ、物流センター稼働日は2018年6月ごろを予定している。
■基本合意締結先の概要
ICCインターナショナル
商号:I.C.C. INTERNATIONAL PUBLIC COMPANY LIMITED(タイ証券取引所上場)
所在地:530 Soi Sathupradit 58 Bangpongpang Yannawa Bangkok, Thailand
事業内容:タイ国における流通業
設立:1964年
資本金:2億9100万バーツ(約9億3000万円)
売上高:126億1500万バーツ(約403億6900万円)
タイガーロジスティックス
商号:TIGER DISTRIBUTION & LOGISTICS CO., LTD
所在地: 530/1-2 Soi Sathupradit 58 Bangpongpang Yannawa Bangkok, Thailand
事業内容:タイ国における倉庫・物流・配送事業
設立:1989 年
資本金 2000万バーツ(約 6400万円)
売上高 3億5600万バーツ(約11億3900万円)