国土交通省と消防庁は6月30日、共同で「埼玉県三芳町倉庫火災を踏まえた防火対策及び消防活動のあり方に関する検討会」を設置し、対策等について検討を行ってきたが、報告書をとりまとめた。
とりまとめられた報告書では2つの提言を行っている。
初期火災の拡大防止を図るための方策では、防火シャッターの確実な作動に関する対策として、電線のショートによる被害防止対策の強化、防火シャッターの閉鎖障害を防止するための対策、そして、事業者による初動対応を挙げている。
2つ目に、より効率的な消火活動を実施するための方策として、消防本部における対策の強化を挙げている。
倉庫ごとの警防計画の策定、外壁等の破壊及び水利の補充に関する協定の締結、大規模火災等に対するアドバイザー制度を挙げ、早期に被害を軽減するための措置に関するガイドラインの必要性を挙げている。
■報告書
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000079.html