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ESR/総投資額800億円、千葉県市川市に22万m2の物流施設着工

2017年09月13日/物流施設

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ESRは9月13日、千葉県市川市の湾岸地域である二俣新町駅前の敷地約10万3000m2に「ESR市川ディストリービューションセンター」の開発に着手した。

<ESR市川ディストリービューションセンター鳥瞰図>
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土地は入札で落札し、昨年12月末に関東財務局と10万1000m2の土地の売買契約を締結。アクセス道路用地として隣地の一部を買い増しし、計敷地面積は10万3000m2となった。今年1月には土地の引き渡しを受けていた。

<ESR市川ディストリービューションセンター イメージ動画>

土地・建物の建設費用を含めた総投資額は約800億円と物流施設単体の開発費としては日本最大規模。延床面積は約22.9万m2で、2019年1月末竣工を予定している。

<広域図>
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<詳細図>
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<正面からの外観図>
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JR京葉線二俣新町駅より徒歩5分、総武線と京成電鉄西船橋駅から徒歩圏内(約15分)という立地。

東京都心部から20km圏内で首都高速湾岸線千鳥町ICより約3km、東関東自動車道湾岸市川ICも500mと至近距離。

京葉道路原木IC1.5km、船橋ICから1.8kmで、今度内には東京外郭環状道路高谷JCの開通も予定されており、高速道路を利用した首都圏全域の広域配送にも適している。

高架の武蔵野線を挟んで、ショッピングセンターがあり飲食や日用品購入も便利で、この施設で働く人にとって快適な通勤環境が整っており、豊富な周辺人口とともに、入居企業の雇用確保において大きな強みとなる。

建築計画では、鉄骨鉄筋コンクリート造の耐震構造、4階建ての「マルチテナント型」物流施設。上り・下りの各専用ランプを備え、4階まで40フィートコンテナトレーラーが直接出入り可能。

各階約5万m2と東京ドームの広さの賃貸面積を確保、ワンフロアオペレーションが可能だ。1、2階には空調設備を完備する予定。

<ラウンジパース>
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<託児所パース>
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引き続きアメニティ施設の充実を図っており、ESR の提唱する「HUMAN CENTRIC」(人に優しい設計)を基本コンセプトに、託児所やラウンジをはじめ、各種アメニティスペースを設置予定だ。

再生可能エネルギーも積極的に活用し、環境負荷の低減にも最大限配慮しており、当施設でも日本最大級の太陽光発電システム他、さまざまな省エネルギー設備を導入予定。

<ESRのスチュアートギブソンCEO>
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ESRのスチュアートギブソンCEOは「約10万m2の敷地面積、約22万m2の延床面積は、1棟だけでは当社最大規模となり、今後に向けてのエポックメーキングなプロジェクトになる。マルチテナント型で開発するが、BTSの要望にも応える。テナントは想定として2~3社から数社程度になると思われる。これまで市川・原木地区では2つのプロジェクトを成功させており、市川DCが3つ目のプロジェクトとなる。地域・環境との共生を考慮した開発・運営が評価され、土地の取得や開発にもつながったものと思う。引き続き最新のサービスと充実したアメニティの提供を行っていく」と述べた。

■ESR(イーシャンレッドウッド)市川ディストリビューションセンター 施設概要
所在地:千葉県市川市二俣678
敷地面積:約10万3000m2
延床面積:約22万9000m2
着工:2017年9月
竣工:2019年1月末(予定)
構造:地上4階建て

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