佐川グローバルロジスティクスは9月19日、タカキューがベトナムで生産しているドレスシャツを日本国内のタカキュー店舗まで国際一貫物流を開始したと発表した。
ベトナム現地法人であるSG佐川ベトナムのトゥーソン倉庫で入荷、検品、店舗別アソート、国内配送伝票の貼付といった物流加工をおこない、一貫した物流業務を行う。
佐川グローバルロジスティクスでは港SRCにて商品入荷後に実施していた物流加工を、佐川ベトナムでおこなうことで、出荷の優先順位の高い物からコンテナに積載することが可能となり、日本国内に到着後、港SRCでデバンニングし、直ぐに店舗へ発送することで商品供給のリードタイムを2~3日短縮することができた。
さらには、労働人口が多いベトナムで作業をおこなうことで、安定した作業者を確保するとともに、全体の物流コストを11%削減することができた。
海外での物流加工からフォワーディング、通関、国内配送までをSGホールディングスグループの各社でおこなうことで一貫物流を実現、情報の見える化・コストの透明化に加え、国内での繁閑差をなくすことによって、働き方改革にもつながる取り組みとして、拡大していく予定。
タカキューでは、8月下旬と2月下旬の年2回の季節物量が3倍~5倍に増加することで、キャパシティオーバーによる店舗への商品供給の遅延と、仕分けスペースと人員の確保に課題を抱えていた。
佐川グローバルロジ/船橋の冷凍冷蔵倉庫が畜産物の輸出入検査場所に